
特集 江戸の音曲
【今月の表紙】
水森亜土作「ズン!ズン!ズン! 街が踊るよ、日本橋♫」2025年制作
ズン!ズン!ズン!ぴーヒャララ〜! 祭りだワッショイッ!ぴーヒャララ〜!
江戸っ子スウィングで三越のライオンもステップ踏ん じゃうぞ! 太鼓とお囃子がひびく中央通り♫
日本橋の秋まつりはワクワクドキドキが詰まってるッ♡
特集 江戸の音曲
安藤優一郎 歴史学者
”蔦屋重三郎も浄瑠璃に関心があった”
泰平の世の江戸時代は、経済のみ ならず芸能文化も著しく発展を遂げ た時代である。歌舞伎に象徴される ように、華やかな歌舞音曲の世界へ の関心は高く、なかでも女性は踊り や長唄、三味線を習うことに熱心 だった。 これに目を付けたのが、江戸のメディア王・蔦屋重三郎である。重三 郎が出版界に進出した頃にあたる安 永六年(一七七七)にー(続きは本誌で!)