月刊『日本橋』 2025年8月号 No.556

スクリーンショット-2025-08-01-12.24.12特集 夏休みスペシャルインタビュー「教えて、土畑重人先生!-オフィス街でもある日本橋で、働かないアリの存在について考える-」

無数にいるアリの中から、「働かないアリ」の存在を発見したのが、進化生態学で生物の進化について研究する東京大学准教授の土畑重人さんだ。

-虫が好き、に尽きる-

アミメアリというのが、くだんの 「働かないアリ」を生み出したアリの 一種類だと、土畑さんはいう。そもそも、なぜアリなのか。 土畑さんが「働かないアリ」と出会 うまでの顛末をまずは伺った。「子供の頃から虫が好きでした、と いうことに尽きるんですけれども。…

ぜひ本誌をお手に取ってご覧ください!

【8月号連載】この人、この店 「黒江屋」 柏原昌和さん

 

社長の柏原昌和さんは昨年の就任 からおよそ1年半。今は全国にある 漆器の産地をめぐり、直接、生産者 の仕事ぶりを見て回る日々。聞けば、 漆器の工房は全国各地に存在しているそうで、視察のしがいもあるというもの。「技術を持った職人がどんな生 活をしているのか、自分 の目で確かめたいという 思いがあります」と柏原 社長。……(続きは本誌で!)

【今月の表紙】
水森亜土作「夏のフルコース!」2025年制作

-音楽、スイカ割り、キーンっと冷たいかき氷、夜空を染める花火!!
夏の楽しみを詰め込んで、全速力で駆け抜けるのダッ!
でもね…夏の終わりが近づいてくると、
キラキラしていたみんなの笑顔が少しずつ遠ざかっていく。
そして見えてくるのは、いつもの顔──キャッ!-

【10月号】ちょっとほかでは味わえない、スペシャルなかき氷を日本橋で。

ちょっとほかでは味わえない、スペシャルなかき氷を日本橋で。3店舗をセレクト!(続きは本誌で!)

 

【8月号連載】シンボーの日々是好日 第306回

「どうしてさァ」

とツマが口火を切った。ちょっと

不満そうだ。

「うん? 何が?」

「お寿司屋さんのことをさァ、大将、っていうの?」

ああ、まァ言うネ、なんでかね。

「何の大将なの?」

と思うかららしい。

「山下清がさあ」

と私は古い話を始めてしまった。

山下清は貼り絵の天才少年から、大人の天才画家になって、いろいろと

意見を求められるようになった時、話が通りやすいように、物事の序列などについて、

「兵隊の位でいうと……」

という表現を使った人である。

(続きは本誌で!)