月刊『日本橋』2014年2月号 No.418

特集■生誕125周年 京橋に生まれ育った画家 奥村土牛

■読み物
どうなってるの? 江戸のこと日本橋のこと215/M・シェレンバウム
シンボーの日々是好日168/南伸坊
江戸平成川柳歳時記《鴨》/松本充代
粋人有情《忘れられない言葉》/西江雅之
今一度逢い度候(九十五) 宮川寅雄/岩満重孝
其角堂コレクション《日本橋両替商のお宝(その二)》
日本橋食べもの歌留多(11)/向笠千恵子
気ままスケッチ/小川幸治
江戸っ子亜土ちゃんの日本橋ブギウギ(9)

■ルポ
明治の日本橋区 今月の事件簿《二月の巻》/林丈二

■人とお店
常連さん《古樹軒
新お徒歩日本橋繁盛記134/一色九月
逸品《嶋村》
人物語239《神田蘭》

■インフォメーション
第26回築地市場やさいくだものツアー
誌上市場
お江戸日本橋MAP
三越・髙島屋
いらっしゃ~いのコーナー
2月のGALLERY & THEATER
かわらばん
日本橋らいんあっぷ
お江戸深川さくらまつり
豊年萬福塾
今月のプレゼント
2月の西洋占星術/ルネ・ヴァン・ダール研究所
旧暦ごよみ/暦ことば
こちら編集部・おたより
目次と今月の表紙/悳俊彦

通俗水滸伝豪傑百八人之一個 智多星呉用
大判 文政十年(1827) 加賀屋版

連載 
江戸っ子亜土ちゃんの日本橋ブギウギ(9)

水森亜土

パワースポットが全国に沢山あるらしいですね。弘前のお医者さまの友人が三角山の頂上にあるよ! とおっしゃいました。
「山のテッペンへ立って雲を見てごらん! 心の中で念じればその雲を一瞬にして消すコトもできるよ!」
と、まで。ただし、念じる時は心の扉を開いて自信を持って口の中で、
「あの雲は必ず消せる!」
と。で、山に登った時、△角ではなかったけどやってみました。ムニャムニャあの雲は必ず消える!! パッと、目を開いて目の前の雲を見たら……。同じ形でこっちを見ていたのです……。アララ、何だろなコレッテ。
秋に、沖縄の南條市の広場のJAZZ大会に出ました。草むらに皆それぞれ好きな格好でくつろぎ……(続きは本誌で!)

連載 人物語 239

神田 蘭さん

講談師歴10周年、今年も攻めの講談を!

〝アラフォー〟や〝婚活〟というテーマを取り入れた斬新な創作講談で新風を巻き
起こしている女流講談師の神田蘭さん。語りの巧さもさることながら、容姿端麗で底
抜けな明るさも人気の理由だ。「基本の古典も大切ですが、同世代の人々に共感して
もらえる講談があってもいいのではと思い、ドラマチック講談『A作とまつ〜アラフォー
に捧ぐ』をはじめとする婚活三部作を考えました」。……(つづきは本誌で!)

【連載】どうなってるの? 江戸のこと日本橋のこと そうだ、M・シュレンバウムさんに聞いてみよう! 第215話

江戸東京に詳しいM・シュレンバウムさんと、その隣人花子さんによる、江戸、日本橋の話。二月初午お稲荷さん。日本橋室町にご鎮座まします福徳神社。江戸湊の最奥、物揚場として賑わう浮世小路のすぐ近く……

■さまよえる……?
M・シュレンバウム(以下M)初春の年が明けてから最初の全国紙の夕刊が配られるのが、屠蘇もすんだ四日目の宵。その中の一紙に神社の話がありました。見出しは「さまよえる神社」。まさかそれが日本橋にある福徳神社だとは思いもよらず、危うく読み落とすところでしたが、改めて言うならば少なくともこの神社は江戸の始めから続いたお稲荷様で、「さまよえる」どころか日本橋の地形の原型を示す位置に祀られていたという一点でも、大変大切な位置にあった神様です……(続きは本誌で!)