月刊『日本橋』 2023年9月号 No.533

特集 関東大震災から100年—被災と復興、そして教訓—

大正関東地震発生から今年9月1日で100年。関東一帯を悲劇に染めた関東大震災では、日本橋地域も甚大な被害を受けました。

生きた証言が失われゆくなかで、私たちにできるのは残された記録から教訓を見出し未来へ活かすこと。被害と復興、そして避けられない天災にどう抗うべきか、今あたらめて振り返ります。

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●ぜひ本誌をお手に取ってご覧ください!

【今月の表紙】
林家木久扇作「目黒のさんま」2023年制作

【9月号連載】人物語 第354回 大木島実さん

火事と喧嘩は江戸の華ーー。頻繁に火事が起こった江戸の町に比べ、出火件数も減少傾向にある現代。中でも火災件数がほかの地域に比べてひときわ少ないのが日本橋。昨年4月より日本橋消防署長を務める大木島実さんは、「東京でも火災が多い地域もある中、日本橋は災害自体が少ないですし、各所を点検しても安全性がとても高い。先人たちが、そういうまちづくりをしてきたんだなと感じました」と、就任早々胸をなでおろした。……(続きは本誌で!)

【9月号連載】山本山ふじヱ茶房 お重抹茶あんみつ

 

元禄3年(1690)創業の茶商・山本山。日本橋髙島屋S.C.新館の中央通りに面して、2018年、喫茶スペースを設けた旗艦店、山本山ふじヱ茶房として生まれ変わった。店舗入口の暖簾に染め抜かれているのは、「山山山」の文字。333周年の「333」と「さん・さん・さん」にかけられた、老舗の遊び心だ。続きは本誌で!)

 

【9月号連載】シンボーの日々是好日 第283回

遠花火というのは秋の季語だそうだ。昔、神保町の出版社で残業していた時、おそらく、神宮球場の花火が、ビルとビルの間に見えたことがあった。

あの時は、ずいぶん暑かったような気がするけど、まァ、ものすごく暑い時の花火だって、遠くから見れば遠花火である。

季語というのは、どんな具合に誰が決めるのか知らないけど、句会なんかで、

「その季語は秋の季語だから」 とか、物言いがついたりすると、なんだか片づかない気分になる。

(続きは本誌で!)