月刊『日本橋』 2017年4月号 No.456

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いよいよ待ちに待った春の到来!
ぽかぽか陽気に誘われて外に出かけたくなるこの季節。
4月に真打昇進披露興行をお江戸日本橋亭で控えている一龍斎貞寿さんに、
人生初の人力車に乗って、ひと足お先におすすめスポットをご紹介していただきます!
●特集はまだまだ続きます。ぜひ本誌を手に取ってご覧ください!

【今月の表紙】 春の人気和意 大判三枚続きの内右 安政2年(1855)山口屋藤兵衛版

【4月号連載】人物語 第277回 一龍斎貞寿さん

パパンッパンッ! 釈台を叩く小気味いいハリセンの音を場内に響かせ、リズミカルな話芸で『三方原軍記』を一気に語り聞かせる女流講談師・一龍斎貞寿。真打昇進披露を間近に控えたこの日、お江戸日本橋亭で二ツ目として打つ最後の一席に、観客からは労いと真打昇進を讃える熱い拍手が惜しみなく贈られた——。

高校までは人前で喋れないほどの恥ずかしがり屋だったが、「まんが日本昔話の市原悦子さんの語りが大好きでした」と、人が語るリズムや調子には幼い頃から関心があった。高校時代に足の怪我で入院した際、同じ病棟の子供たちに本を読み聞かせて喜んでもらえたのを機に、短大時代には老人ホームや児童館で朗読のボランティアを続けた。

(続きは本誌でお楽しみください!)

【4月号連載】いづみや

 

桜が街に彩りを添え、味わう逸品にも春色を求めたくなるこの季節。その欲求を満たすのは鮮やかな朱色に輝くいづみやの金目鯛。親潮と黒潮がぶつかる豊かな漁場・千葉県銚子沖で育まれた最高級の旨味と甘みを持つ金目鯛に惚れ込んだ大将自らが、毎朝築地に足を運び仕入れている。特に3月〜5月限定・桜コースのみで味わえる金目鯛のしゃぶしゃぶは、毎年常連たちをうならせる春の味わい。……(続きは本誌で!)

【4月号連載】シンボーの日々是好日 第206回 南伸坊

 昼めしのサンドイッチを、ぱくりとやった途端、前歯が3本バキッと欠けてしまった。

いったいどれだけ固いパンか?

とお思いになると思うけど、固いパンではないのである。

歯医者さんによると、パンで歯の欠ける人は多いらしい。ステーキも欠ける。もともとパンの食感は肉を模しているかもしれない。という見解も示された。

……(続きは本誌で!)