月刊『日本橋』 2016年6月号 No.446

特集 

大判三枚続の源氏絵。文政12年(1829)に刊行された、将軍・足利義政の子・光氏が活躍する柳亭種彦の『』を題材にしたもの。明らかに身分の高い男女が雨傘を差しており、女性が使用しているのは蛇の目である。

●特集はまだまだ続きます。ぜひ本誌を手に取ってご覧ください!

【今月の表紙】

婦人こゝろへ草 大判三枚続の左 天保13年〜14年 清水屋版

 

【6月号連載】人物語 第267回 畠山弘さん

近年、海外からも注目を浴びている日本の伝統工芸品。中でも研ぎ澄まされ奥深い煌めきを放つ「東京七宝」は日本が誇る美の一つ。平成14年に東京都伝統工芸品の認定を受け、その立役者となったのが、七宝職人・畠山弘さんだ。認定に必要な書類を都に提出するため、東京七宝の100年以上の歴史を証明する作品や資料を集めデータ化し、認定にまでこぎつけた。職人の誰もがやりたがらない手間のかかる作業だったにも関わらず「パソコンいじりが好きなんですよ」と、にこやかにさらりと話す畠山さん。

(続き本誌でお楽しみください!)

【6月号連載】鉄板焼 室町東洋

カウンターに座る。料理人が目の前に立ち、鉄板で手際よく野菜を炒め、丁寧に肉を焼く。ジューッ。音と香りに、徐々に気分が高まっていく。そしてピークに達する頃、お膳がやってくる。お得に贅沢したい、なんて欲張りなあなたにおすすめの〈和牛サービスステーキ〉2200円。「ランチで2000円を超えちゃうの? ちょっとお高いんじゃ……」。そんな先入観は、脆くも崩れ去る。メインはA5ランクの和牛ステーキ。「最高級の贅沢をたくさんの人に味わってもらいたい」と、部位の中では質量が多く比較的低価格の内モモ肉を使用し、宮崎県の牧場との直接取引でさらなる安値提供を実現。

(続きは本誌で!)

【6月号連載】シンボーの日々是好日 第196回 南伸坊

先月、アテロームを肛門科で治療してもらった話を書きました。あとでアテロームのローハイブツを、ニュルニュルって出す動画のこと書いたんですが、あれはちょっとショックでしたね。ものすごく信じらんないくらいに出てくるうえに、それが「悪臭」がするっていうんでしょう。いやあ、看護師さんに申し訳ないっていうか。以前、友人のクスミ君が歯医者に行ったら、その医者に、「ウワッ、歯の裏まっくろ! キッタネー!!」って言われたっていう話してて、キッタネーは、言ったかどうか、そこはいまちょっと筆がすべった気もするけど、すっげー恥ずかしかったって言ってました。

……(続きは本誌で!)