この絵は市川小団次の演ずる絵師・浮世又平が描く大津絵の人物が、画面から抜け出して踊り出すさまを描いた役者絵です。 中村翫太郎の演ずる鷹匠若衆の袖に見える「かん」の字から、この人物は13代将軍家定で藤娘は大奥の実力者「藤の枝」といわれています。 ちょうどその頃黒船来航で幕府が大慌てをしており、幕府を風刺した「判じ絵」として飛ぶように売れました。